遅ればせながら、やっと試合を見た。
もはやなんと言っていいやら・・・。
ただただ、
全俺が泣いたとしか言いようがない。
とりあえず、順を追って試合を振り返ろう。
まず思ったのは、海外組と国内組との明らかなレベルの差。
まぁ、一つ前の世代が集まったせいもあるのかもしれないが、スピード以上にテクニックの差が大きい。
本田△と遠藤のコンビネーション等もそうなのだが、特に長友の無双具合が半端じゃない。
明らかにインテルで過ごしたここ数ヶ月の間に、さらに進歩している。
病み上がりとはいえ、仮にも現役日本代表にも入れるだけの実力がある
パラメヒコマンが、物理的にあっさり振り切られるとは・・・。
Jリーグ選抜が急造チームで、明らかに連携が出来ていなかったことを差し引いても、同じ日本人でありながらも世界というものを見せてくれた。
3-4-3という攻撃的なシステムを活かしきれるだけの実力差があったこともあり、前半は非常に迫力のある攻撃を見せてくれた。
あれでさらに香川がいたらどうなっていたのだろうか?
それに比べてJリーグ選抜こと国内組の攻撃力の無さは課題を通り越して異常。
アジア相手の時点でまだ不安だらけの日本代表DF陣を、崩せる気配すらなかった。
やはり日本人FWの人材難は危機的なレベルと言わざるを得ない。
とはいえ、遠藤の芸術的なFK、そして鉄板とも言うべき本田△&岡崎のホットラインなど、チャリティーに相応しい極上な時間が楽しめた前半だったことは確かだ。
なによりチャリティーでありながら、かなりガチというか、意地のぶつかり合いのようなものが感じられたのがよかった。
Jリーグ選抜も、まだまだ世代交代なんてしてたまるかとでも言わんばかりの気合が感じられた。
当たらなかったからよかったものの、一歩間違えたら怪我させかねないような激しい当たりもあった。
しかし、スタメンを全員交代した後半は、実に退屈な国内組の練習試合のような感じになってしまった。
Jリーグ選抜のメンバーが元々先発も控えも特に実力差がないメンバーが揃っていたのに対し、今の日本代表の控えは明らかにレベルが落ちるということを、まざまざと見せつけられた後半だった。
悪い意味でガチになってしまったのがこの後半だった。
どうせならお互いお祭り的に魅せるプレーに終始してもよかったのに。
せいぜい松井が、代表唯一の飛び道具プレイヤーであることを証明していた程度で、他のメンバーは、正直、いてもいなくても差が感じられないメンバーばかりだった。
だが、こんな空気だったからかね、まさかだ、本当にあの男がやってくれるだなんて。
実は、LE ROI TRISTEはKAZU信者である。
LE ROI TRISTEのサッカー観戦歴=KAZUさんの日本代表歴と言っても過言ではない。
未だに岡ちゃんがフランス大会直前でKAZUさんを外したことを許していないぐらいだ。
っていうか、ぶっちゃけ、現地まで観戦しにいったアルゼンチン戦では、KAZUさんの写真を遺影がわりに持って観戦しようかと本気で検討していたぐらいだ(w。そんなKAZU信者のLE ROI TRISTEですら、さすがにもう選抜レベル試合ではゴールは無理だと思っていた。
サポート・メンバー枠としてならともかく、登録メンバーはおろか、オリンピックのオーバーエイジですら今のKAZUさんには無理だって思っていた。
前に見たオールスターの時、あれだけお膳立てしてもらいながらも1点も決められなかったのを見て、完全に諦めていたのだ。
なのに、まさか、こんな時に、こんなタイミングで決めるだなんて・・・。
KAZUさんは、やっぱりKAZUさんだったんだね。
正直、決められた後の岩政の表情を見ると、ああなることを予見して、釣男との競り合いで手を抜いたんじゃないか?って気もするけど、あのゴールは文句なしで難しいゴールだった。
お膳立てがあったとしても、GKの飛び出しの判断の賛否があったとしても、簡単に決められるゴールじゃない。
何より、
川口→釣男→KAZUさんっていう、歴代の日本代表の歴史というかバトンを繋ぐかのような連携が泣かせるじゃないか。
色んなモノが詰まってた。
もうね、全俺が泣いたよ。
現役代表による前半の無双は、サッカー好きには極上の時間だったかもしれないが、震災の被災者にとってはどうだったのかはわからない。
でも、
このKAZUさんのゴールは、たとえサッカー好きじゃなくても、勇気をもらえるようなゴールだったと思う。
出来ることなら、前半のメンバー相手に戦うKAZUさんも見てみたかったね。
もっとも、当然、前半のメンバーが相手だったら、ゴールどころかシュートすら撃てなかっただろうけど。
でも、たとえそれでも、"世界"と戦うKAZUさんが見てみたかった。
確実に通用しなかっただろけど、それでも、魂のようなものを伝えられるようなプレーを見せてくれたはずだ。
もちろん、今回のチャリティーでどれだけ被災者の皆さんが救われたかを数値化することは不可能だ。
はっきり言って、たいして効果がなかった可能性も捨てきれない。
だが、
たとえ今、効果がなかったとしても、今回のKAZUさんの勇姿は、確実にいつかの未来に勇気を与えられる記録と記憶だったと思う。
もはやKAZUさんは、KINGの称号を捨ててもいいのかもしれない。
これからは、
GOD KAZUと呼ばれても相応しいほどの貴重なゴールを挙げたのだから。