2009年12月27日

LE ROI TRISTE presents 「アニソン大賞 2009」


さぁ、2009年も終わろうとしていますが、皆様は、この年末をいかがお過ごしでしょうか?
とりあえず、今年を振り返ってみると、音楽業界的には、アニソン関連が大当たりの年でした。
それこそ、10年に1度あるかないかってなぐらい。
2005年から、アニソンの分野にも手を広げて、見て来ましたけども、少なくとも、ここまで業界が盛り上がった年はなかったですね。
今まで、偶発的に盛り上がることはあっても、これだけ優秀な楽曲が揃うことは稀だった。
なにより、声優が本職の歌手が、初めてCDの売り上げでオリコン週間1位を獲得し、紅白歌合戦に出場することになったこと。
それ以上に、アニメのキャラクター(名義)がCDの売り上げで、オリコン週間1位を獲得するという史上初の快挙を達成した年でした。
というわけで、世間一般では、レコード大賞だの紅白だので盛り上がるところなのかもしれませんが、他と同じことをやってもつまらないし、せっかくの当たり年ということで、独断と偏見で今年のアニソン大賞なるものを勝手にやってしまおうと思う。
・・・っていうか、普通にJ-Popで同じネタをやろうにも、最近の曲をまったく知らないので、どうにもできないんだよね(w。

それに比べて、今年のアニソンは、なんと、わざわざベスト10を選べるぐらい、充実しとったぞ。
というわけで、どうでもいい前置きがかなり長くなってしまったが、今年のアニソン業界を代表する楽曲を、各部門別に10曲ほど選曲させていただきました。
デジスタ」のファン投票による下半期BEST 50の放送も終わりましたので、もう確定していいでしょう。
評価基準は、ぶっちゃっけ、独断と偏見なのですが(笑)、基本姿勢としては、売り上げよりもクオリティ、独創性や話題性を重視しました。
そうして選んだ10曲です。
逆に言うと、これだけ集められたから出来た企画なので、来年以降は、多分、もう出来ないだろうね。
さすがに、今年みたいに10曲も選べるほど当たらないと思うので。
というわけで、まずは、第10位から発表です!



審査員特別賞(総合第10位)

anim.o.v.e 01(DVD付)

anim.o.v.e 01(DVD付)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: エイベックス・エンタテインメント
  • 発売日: 2009/08/19
  • メディア: CD



受賞楽曲 「創聖のアクエリオン」
受賞者 m.o.v.e

いや、これは、もっと評価されるべきだろ、常識的に考えて(w。
"アニソンにラップなんかいれるんじゃねぇええええええええ!"と全国のアニヲタを発狂させたこのカヴァー。
曲だけではなく、つっこみどころ満載のPVも含めて、まさに抱腹絶倒で話題に(w。
だが、ちょっと待って欲しい。
これって実は凄いことだぞ。
ヘタに原曲を知っていると、思わず笑ってしまうのだが(笑)、仮にも、超直球ど真ん中の正統派なアニソンだったあの原曲をカヴァーしたのに、知らない人が聞いたら、普通にm.o.v.eの新曲と思えてしまうぐらい自分たちのモノにしてるぞ、これ。
たしかに力技なのだが、力技というのは、そもそも力を持っていなければ出来ない芸当だということを、みんな、忘れている。
それがどれほど難しいことかを。

正直、これの良ささがわからないなんて、やっぱり、アニヲタってダメだなぁって思う。
そもそも、アニソンにラップいれちゃいけないなんて誰が定めたルールだ?
良くも悪くも、J-Popじゃできないようなことも出来ちゃうってのが、最近のアニソンのおもしろさだと思うんだけど。
たとえ、アニヲタが評価しなくても、音楽畑の住民として、こんな力技が出来る力量に敬意を表し、特別賞を贈呈させていただきます。


最優秀作詞家賞(総合第9位)

HONEY JET!!(初回限定盤)

HONEY JET!!(初回限定盤)

  • アーティスト: 橋本由香利,春行,雲子,Shihomi,ACOMPANAR,あさのますみ,Satomi,白井裕紀,椎名可憐,大西響太
  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2009/07/15
  • メディア: CD



受賞者 あさのますみ
受賞楽曲 「JET!!」 堀江由衣

2007年に、第1回声優アワードにおいてベスト(ラジオ)パーソナリティ賞を受賞したかと思えば、小学館主催第13回おひさま大賞において童話部門最優秀賞を受賞、2008年には、中孝介の「」を作詞し、今年は、処女小説だけでなく、全国学校図書館協議会選定図書認定された「ぼくんちに、マツイヒデキ!?」を執筆し、ついには、今年、6年ぶりに相川七瀬をプロデュースした織田哲郎と共同で「tAttoo」を作詞するなど、明らかに本業よりも副業のほうが圧倒的に評価されているますみん(w。
そんなますみんが、"俺の嫁"(その1)であるほっちゃんの為に提供した作品が、これ。
踵をジェットに見立てた表現方法が実にうまく、見事にほっちゃんの魅力を引き出しています。
作詞家としてではなく、童話作家としての活動といい、とても、全国に生放送されているラジオ番組で、自分の乳輪の大きさまでネタにして、ラジオ・パーソナリティ賞を受賞した女と同一人物とは思えない(笑)ということで、ファンの間では、作家としての活動はアビちゃん(ますみんのペットのインコ)がゴースト・ライターをやっているというのが定説です(w。

作曲は、ますみんの学生時代からの知り合いで、バンド仲間だった大川茂伸さん。
2005年に話題となり、現在のアニソン・ブームの流れを作った「ハッピー☆マテリアル」を作曲した方です。
・・・念のために言っておきますと、けっして、俺の嫁(その1)をねじこみたいが為に、後付で無理やり作詞家部門を創設したわけではありません、多分(w。


特別功労賞(総合第8位)

深愛

深愛

  • アーティスト: 水樹奈々,Hibiki,SAYURI,藤間仁,渡辺未来,nishi-ken
  • 出版社/メーカー: KINGRECORDS.CO.,LTD(K)(M)
  • 発売日: 2009/01/21
  • メディア: CD



受賞者 水樹奈々
受賞楽曲 「深愛」

今年のアニソン業界で話題を独占したものといえば、「けいおん!」の大ヒット、そして、この水樹奈々による偉業でしょう。
本職が声優の歌手として初のオリコン週間1位獲得、そして、ついには、声優として初の紅白歌合戦出場という、アニソン業界的には、前人未到の快挙を成し遂げました。

まぁ、正直、声優としても、アニソン歌手としても、音楽的にも、7のことを、そこまで評価してるかと言われれば、していないのですが、やはり、この偉業を讃えないわけにはいかないので、特別功労賞を贈呈させていただきます。
いや、7のことは嫌いじゃないんだけどね、「Hybrid Universe」は、レンタルとかじゃなくて、ちゃんと買ったし。
・・・でも、どっちかって言うと、田村ゆかりのほうがLE ROI TRISTEの評価は高いです。

楽曲は、そのオリコン週間1位を達成したアルバム「ULTIMATE DIAMOND」にも収録されていて、紅白でも歌う「深愛」。
このアルバムでは、7のほとんどのヒット曲を手がけている上松範康さんの曲が、悪い意味でヲタ臭くて足をひっぱっていた印象があるのですが、この曲だけは文句なしのクオリティでした。


最優秀キャラクター・ソング賞(総合第7位)

TVアニメ「けいおん!」キャラクターイメージCDシリーズ 「けいおん!」イメージソング 平沢唯

TVアニメ「けいおん!」キャラクターイメージCDシリーズ 「けいおん!」イメージソング 平沢唯

  • アーティスト: 平沢唯(豊崎愛生),大森祥子,KANATA,Tom-H@ck,百石元
  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2009/06/17
  • メディア: CD



受賞楽曲 「ギー太に首ったけ」 平沢唯(豊崎愛生

さぁ、今年のアニソン界で、大ブームを巻き起こした「けいおん!」の登場だ(w。
「けいおん!」の主人公である平沢唯をイメージしたキャラソン。
ちなみに、ギー太とは、唯が自分のギターにつけた名前である(w。
作曲は、今年、「けいおん!」の関連楽曲と共に、彗星のごとく現れた新進気鋭のクリエイターであるTom-H@ck氏。

いやぁ、何気に、このキャラソンは凄い。
キャラソンなのにバンド・スコアが欲しいと初めて思わせてくれたのが、この曲。
何を隠そう、この作品こそが、世界で最も価値のあるアニソンの方向性だと思う。
カワイイのに、シャレていて、かっこよさも兼ね備えている。
まさに、"CUTE&COOL"!"「萌え」と「燃え」"!!
結論から先に言おう、こんな音を出せるのは、全世界中でも今のアニソンだけだ。
今までの正統派なアニソンは、"燃え"ばかりで、かっこいいけど、いい意味でダサかった。
"ダサカッコイイ"ことが、アニソンの一つの美学だと今でも思っている。
その後、"萌え"という概念が登場し、その方向で数々の作品が溢れたが、"萌え"だけでは、アニヲタ以外は食いつかなかった。
だが、そんな中、2005年にハピマテの大ヒット以降、新しい方向性が生まれた。
それが、"CUTE&COOL"、つまり、"「萌え」と「燃え」"である

考え方を変えてみよう。
全世界の音楽史において、独創性や希少性のみに限定して評価すれば、日本を代表するB'○、ド○カム、ミス○ル、宇○田などの超大物ですら、洋楽の劣化コピーでしかないという見方も出来てしまうかもしれない(もちろん、LE ROI TRISTEは、そんな風には思っていないけども)
カッコイイだけなら、世界には勝てないのだ
なぜなら、その気になれば、彼らの音なんていくらでも出せる連中が世界にはいるだろうから。
だが、決して洋楽では出せない音を出せる奴らが日本にはいる。
それが、この新世代アニソンなのだ。

"カワイイ"と"カッコイイ"の両方のイイトコロを見事に融合させた世界観。
地域固有の民俗音楽を除けば、独創性や希少性という点において、初めて日本の音楽業界が世界に発信したジャンルがアニソンなのだ。
だって、ほんと、外人っていわゆるこういう"カワイイ声"や歌い方って出来ないし、日本の若い女の子の間では当たり前のファッションや髪型って思いつかないんだよ。
そういう風に考えたら、もう、ヘタなJ-Popは聞けなくなっちゃったね。

日本人の悪い癖として、すぐに外国に追いつくにはどうしたらいいか、と世界の後追いをすることがある。
そうして、洋楽を追い続け、世界を追いかけることが出来る歌手やバンドがもてはやされてきた面もあったかもしれない。
だが、洋楽に出来ることを追うのではなく、洋楽では出来ないことをやってしまおうという発想が何故出てこなかったのか?
そもそも加工は日本人の最も得意とする分野ではなかったのか?
そんな中、出来上がったのが、日本の専売特許である"kawaii"に、洋楽のカッコヨサを組み合わせたこの新世代アニソンや、洋楽であるテクノ・ポップのオシャレさに、日本のアイドルのイイトコドリをして融合させたPerfumeという世界的にも唯一無二な音楽性なのだ。
そして、その教科書みたいな曲がこれである。

キャラソンとして作詞もしっかりしているし、なにより、完璧に唯になりきり、歌いきったあいなまさんのヴォーカルが素晴らしい!
思わずコピーしたくなってしまうTom-H@ck氏によるベース・ラインがお気に入り。
・・・しかし、こんなのが作れちゃうTom-H@ck氏が、年下だと思うと、自分が情けなくて、正直、ヘコむ_| ̄|○。


最優秀作曲家賞(総合第6位)

化物語 第一巻 / ひたぎクラブ【完全生産限定版】 [Blu-ray]

化物語 第一巻 / ひたぎクラブ【完全生産限定版】 [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: アニプレックス
  • メディア: Blu-ray



受賞者 神前暁
受賞楽曲 「staple staple」 戦場ヶ原ひたぎ(斎藤千和

今年、CDの売り上げで話題となり、DVDやBlu-rayも驚異的な売り上げを誇った「けいおん!」。
だが、そんな「けいおん!」が今年打ち立てたテレビ・アニメ史上最高のBlu-ray売り上げ記録を、あっさり更新してしまったアニメが「化物語」。
その「イヒ物語」に登場するヒロインのキャラソンでありながら、シャフト恒例の制作上の遅れ(笑)により、ほぼ全てのエピソードでOPとして使われ、実質的には「イヒ物語」の主題歌となってしまったのが、この曲。

作曲は、「涼宮ハルヒ」シリーズや「THE IDOLM@STER」関連商品などの音楽を手がけ、今や、アニメやゲーム業界における最大のヒット・メーカーである神前暁。
「イヒ物語」のヒットの要因のひとつとして、神前暁による劇伴や、それぞれのヒロインの為に書き下ろしたキャラソンのクオリティの高さもあるだろう。
いやぁ、本当にいい仕事してました。
正直、DVDとの抱き合わせ販売だったので、これらのCDが単品で発売されることはなかったんだけど、もし単品販売していたら、いくつかの楽曲は、確実にオリコンTOP10に入ったであろう。
その中で、一番、クオリティが高かったのが、この曲。
一応、最優秀主題歌賞と最優秀キャラソン賞にもノミネートしていたぐらい。
まぁ、神前さんは、この後出てくるもう一つの部門でも受賞してるんですが、それは後でのお楽しみ(w。

でも、この曲さ、もう、アニメとか関係なしで、普通にJ-Popとか言われても違和感なくね?
いい意味で、アニソン特有のヲタ臭さがなくて、爽やかなんだよね。
一応、わかる人には、ガハラさんをイメージした曲なんだなってわかる詩にはなっているんだけど、知らなくてもまったく問題なし。
なにより、俺の嫁(その3)であるチワが実質的に主題歌を担当したアニメが売れて、嬉しかったというのもある。
今までチワは、声優として実力はあるのに、何故か歌わせられるときは、「Neko Mimi Mode」とか、ひどいときは「プリップリン体操」のようなアニソン史上に残る強烈な電波ソング(笑)が多いのに、プロ根性で、どれもしっかり歌いきるような健気な子だったんだ。
まったく、どいつもこいつも、そんなチワを、女なのに、顔が某高○名人とか言いたい放題言いやがって・・・まぁ、たしかに、そう見えちゃうときもあるけどさwww。
そんなチワが、メインのヒロインをやった作品、それも、事実上、主題歌、それもこんな爽やかな曲を歌わせてもらえた作品が、記録的な売り上げを記録したのが、ほんとに嬉しくてね。
噂によると、自分でもアイドルって顔か?って自問してるのに、事務所からアイドルっぽい活動をさせられて、ストレスで血反吐を吐いていた時期もあったらしいのに(w。
元々、とっても可愛いロリ声もだせるし、その声だって、同じ事務所くぎゅゆかりんと違って中毒性がないから健康的でとっつきやすいし、どんな仕事もちゃんとこなす子だったから、やっと、正当な評価を受けることができたみたいで、それが嬉しかったね。

斎藤千和さん、その声、そして、そのプロ根性を、たとえ、誰がなんと言おうと、あなたは俺の嫁(その3)とし、これからも影ながら応援しています!
・・・まぁ、噂によると神○君と付き合(ry。


最優秀歌手賞(総合第5位)

キミシニタモウコトナカレ

キミシニタモウコトナカレ

  • アーティスト: May’n,May’n,岩里祐穂,本間昭光
  • 出版社/メーカー: flying DOG
  • 発売日: 2009/05/06
  • メディア: CD



受賞者 May'n
受賞楽曲 キミシニタモウコトナカレ

去年、「マクロスF」の歌姫の歌唱パートを担当し、アニソン歌手として女帝 菅野よう子氏のプロデュースで大ブレイクしたMay'nタソ。
ポルノのほとんどのヒット曲を作曲した本間昭光氏によるプロデュースと楽曲により、菅野よう子やマクロスがなくても、やっていけることを見事に証明した1曲。
いやぁ、今までずっと芽がでなかったのに、菅野よう子さんのおかげでアニソン歌手として売れるきっかけができてよかったね。

てか、なんで今まで無名だったんだろう?ってなぐらい、素晴らしい歌声です。
売り上げや人気だけなら、7のほうが圧倒的に上なんだろうけど、やはり、LE ROI TRISTE的には、アニソンの歌姫と呼ぶにふさわしいのは、絶対にMay'nタソ。
7と一緒で、歌い方にクセがあるのが玉に瑕なんだけど、7と違ってひけらかしてる感がしないので、あまり気にならない。
なによりこのブサカワな顔(笑)と、いつも惜しげもなく披露してくれる生脚が最高(そっちかよ!)
ちょっと、微妙にぽっちゃりぎみなのも、まぁ、愛嬌ということで(w。
でも、無名時代、それこそ15歳ぐらいのPV見たんだけど、当時は引き締まった体してたのね、歌声はほとんど変わってないのに。
・・・どうでもいいけど、正直、多部未華子と田畑智子と武田奈也とMay'nタソは、日本のブサカワ四天王だと思うんだけど、どうよ(w?


最優秀劇伴作曲家賞(総合第4位)

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 オリジナルサウンドトラック SPECIAL EDITION

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 オリジナルサウンドトラック SPECIAL EDITION

  • アーティスト: サントラ,Narciso Yepes,シックス・ジョーズ・ウィズ・ストリングス
  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2009/07/08
  • メディア: CD



受賞者 鷺巣詩郎
受賞楽曲 「The Final Decision We All Must Take」(「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 オリジナルサウンドトラック」より)

リサーチ不足と言われてもしょうがないんだけど、でも、ほんと、サントラのクオリティに限定するなら、このアルバム以外は思いつかなかったですね。
さすがは鷺巣大先生。
今回は、予告編でも使われたこの曲をピック。
London Studio Orchestraの演奏に、東京でブラスと木管を加えて厚みをだし、さらにダメ押しとして、2度目のフル・オーケストラを重ねて、結果的には3回分の音が同時なるという贅沢なオーケストレーションを堪能せよ!

正直、「」のときは、いかにもスタジオで録りましたみたいなオーケストラで、濃厚な響きが足りなかったんだけど、今作で多用された重ね録りにより、濃厚な響きが加わったサントラになっており、非常にオススメな1枚です。
・・・まぁ、林原閣下のあの歌は賛否両論だけどな(w。


最優秀電波ソング賞(総合第3位)

いままでのあらすじ

いままでのあらすじ

  • アーティスト: 神前暁,畑亜貴
  • 出版社/メーカー: ランティス
  • 発売日: 2009/04/22
  • メディア: CD



受賞楽曲 「いままでのあらすじ」 えすおーえす団 (平野綾, 杉田智和, 後藤邑子, 小野大輔, 茅原実里)

さぁ、ついにこの曲を、紹介するときがやってまいりました(w!
本年度の電波ソング大賞であります!!
・・・本年度どころか、史上最強の電波ソング候補だけどな、これ(w。
あの「もってけ!セーラーふく」で一世を風靡した神前暁と畑 亜貴のコンビは、またしても、電波ソングの歴史に残る(迷)傑作を生み出してくれた
同じ時期に発売された「けいおん!」の勢いのせいで、すっかり霞んでしまったのだが、正直、「けいおん!」さえなかったら、もっと騒がれていいはずの曲だったと思う。
ある意味、そういう隠れた傑作を紹介したくてやった企画だったりするんでね、これ(w。

いやぁ、これは凄いわぁ。
意味不明な歌詞、一度聴いたら忘れられないインパクトと中毒性という電波ソングの基本をおさえながら、ハルヒを知らない人でも思わず笑えてしまうとっつきやすさを兼ね備えた奇跡のような曲。
もうね、何度聞いても、最後の"〜こんな長い歌詞は嫌だ"の部分から、吹いてしまうwww。
あの「もってけ!セーラー服」ですら、この曲の前では霞んでしまう。
ほんと、どうやったら、神前さんと畑 亜貴さんのコンビは、こんな曲が書けるんだよ!?
特に、この畑 亜貴さんのぶっ飛んでいながらも、音感が心地いい歌詞は、人間国宝に認定したいぐらいの才能だ(w。
・・・てか、これで、この人、普通の正統派の詩も書けちゃうからね。
正直、最優秀作詞家賞をあげようか本気で迷った(w。
まさにコムーロ大帝の名の通り(笑)アニソン界の小室哲哉が神前暁なら、アニソン界の阿久悠は畑 亜貴だ

だが、これだけの理由では、電波ソングの殿堂にこの曲をいれたりはしない。
やはり、中の人たちの、熱唱がでかい(w。
今まで、電波ソングでは、歌手は電波な声を出せればいい程度の貢献度になっていたのだが、この作品は、ある意味でキャラソンとしての側面もあるから、中の人たちの熱唱も重なって、魅力が倍増しているのがポイントなのだ。
特に、長門役のみのりんが最高だ(w。
本家のキャラソンでもやったことがないような無口キャラならではのボソボソしゃべりで、見事に歌いきっていて(?)、それがこの電波ソングと相まって、絶妙なシュールさを構築している。
そして、最大のクライマックスは、"〜ギャラに合わない疲れる仕事"の部分から、他の二人と一緒に素に戻っていって、また長門に戻っていくところwwwww。
キョン役の杉田君の、アドリブによるつっこみも絶妙
"YOU行っちゃいなよ!"とか"畑 亜貴に言え!!"とか、もうね、何度聞いても吹く(w。

作詞、作曲、編曲、歌唱、アドリブ(?)、全てにおいて一流。
まさに電波な芸術、一流のおバカwww。
いまだかつでこんな電波ソングは存在しただろうか?
こんなネ申曲を「けいおん!」の影に埋もれさせたままで、2009年を終わらせるわけにはいかない!!
というわけで、他の誰がなんと言おうと、総合3位という高評価で、本年度の電波ソング大賞を贈呈させていただきます!


最優秀主題歌賞(総合第2位)

Don’t say“lazy”(初回限定盤)

Don’t say“lazy”(初回限定盤)

  • アーティスト: 桜高軽音部,大森祥子,小森茂生
  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2009/04/22
  • メディア: CD



受賞楽曲 「Don't say "lazy"」 桜高軽音部 (豊崎愛生, 日笠陽子, 佐藤聡美, 寿美菜子)

まさに今年の象徴、いや、10年に1度あるかないかの奇跡、アニソン界に残る伝説の大ブームを巻き起こした「けいおん!」のエンディング・テーマ曲。
オリコンにてデイリー最高1位と週間最高2位、プラネットにて週間最高5位、そして、Billboard Japan HOT 100にて週間最高7位。
それどころか、ミュージックステーションにて週間最高3位、そして、Amazonにて最高1位。
まだあるぞ(笑)、日本レコード協会より、同時発売されたオープニング・テーマ曲の「Cagayake! GIRLS」と同時に2009年5月度ゴールド認定作品に選ばれ、第14回(2009年)アニメーション神戸賞主題歌賞(ラジオ関西賞)を受賞。
そして、ついには、オリコンにて2009年度年間順位33(5月度月間順位3位、6月度月間順位22位、上半期順位16位)、AmazonにてBest of Music 2009総合6位(アニメ部門1位)を獲得し、アニソンとしては前代未聞・史上初の快挙を達成した伝説の1曲。
・・・まぁ、実際には、ポニョの歌が、去年、オリコンにて年間14位を獲得しているんだけど、あれっていうか、ジブリとかは反則ということで(w。

"今時CDなんてヲタしか買わない、若者はみんなダウンロードで買ってる"という反論でさえ、Mステの着うたランキングで週間最高10位、日本レコード協会の音楽配信集計チャートでも週間最高10位(2009年8月に着うたフルでもゴールド認定作品に)、そして、ついにはiTunesでも、リワインド2009年間ベストソング100位に選ばれることで存在感を発揮し、見事に沈黙させたアニソン界の"化物語"。
なにより、同時発売された「Cagayake! GIRLS」と共に、オリコンにて、同一名義・同時発売のシングルとしては、11年前のラルク以来の3週連続同時トップ10入りの快挙は、アニヲタたちによる一過性のブームだけでは絶対に達成できない偉業である。
楽器業界も、これには飛びつき、各地で関連SALEを行い、劇中のキャラが使用している楽器の売り上げが伸びていった。
そして、勢いづいた「けいおん!」関連CDは飛ぶように売れ、ついには、劇中歌ミニアルバムとして発売された「放課後ティータイム」が、アニメのキャラクター名義としては史上初となるオリコン週間チャート1位を獲得し、アニソン界の伝説になったのである。

まぁ、この曲に関しては、散々語りつくしたので、いまさら記録以外のことに関しては、あんまり喋ることはないんだけど、やっぱり、なんで、ここまでみんなが「けいおん!」に食いついたかというと、この曲のPV風にしあげたあのエンディングだよね。
原作からして、ほのぼの4コマギャグ漫画なゆるさが売りのアニメで、OPはキュートな感じだったので、"ああ、また「らき☆すた」みたいなアニメなんだろうなぁ"ってみんなが思いながら1話を見終わった直後に、あんなアニメでは見た事がないようなカッコイイPVを流されて、そのギャップで見事にハートを鷲掴みにされちゃったんだよね。
それで、毎週、もう目を離せなくなっちゃって、最終回のあのLIVEで、完全に昇天っていうパターンは、かなり多いと思う(w。

後、ヴォーカルが劇中で最も人気のあるで、中の人がひよっちだったっていうのもでかい。
・・・ほんと、あいなまさんやみなちゃんだけでなく、Sp○ereのメンバー全員がごり押しされて、とまっちゃんあたりが澪を演ってたりとかしなくてよかったと思う(w。
ひよっちの歌声じゃなかったら、この曲の勢いはでなかった。
・・・おかげで、そのアイドル芸人的なキャラ(笑)も含めて、ひよっちは澪と共に俺の嫁(その2)に認定せざるをえなくなったぜ(w。

ちなみに、澪のキャラソンは、オリコンにて、キャラソンの最高初動記録を達成するとともに、累計売上枚数でも歴代1位を記録してるんだけど、今回は、クオリティを重視して、これまた歴代2位の唯のほうに、最優秀キャラクター・ソング賞を贈呈しました。


最優秀楽曲賞(総合第1位)

君の知らない物語

君の知らない物語

  • アーティスト: supercell
  • 出版社/メーカー: SMR
  • 発売日: 2009/08/12
  • メディア: CD



受賞楽曲 「君の知らない物語」 supercell

独断と偏見で勝手に選ぶ本年度のアニソン大賞は、この曲に決定させていただきました。
いやぁ、もうね、これは、本当に悩んだ。
どう考えても、今年のアニメ業界は、CDの売り上げで「けいおん!」、DVDの売り上げで「化物語」の2強を無視しては語れないわけで。
でも、アニソンに限って言えば、記録でも記憶でも圧倒的に「けいおん!」なわけで。
多分、似たような企画を誰がやっても、「けいおん!」か、この曲か、水樹奈々かで意見が分かれて、それぞれ順位が変わってくると思う。
それでも、普通は、「"Don't say "lazy"」が1位になるだろう。
でも、売り上げやブームだけで選んでしまったら、そこいらのレコード大賞と一緒だ。
そんな中、ブームではなく、純粋に一つの楽曲として、どれが一番クオリティが高かったか?という観点で考えたら、やっぱり、僅差でこの曲でした。

もうね、特に説明はいらんだろ。
素直にいい曲だ。
アニソンでありながら、別に「イヒ物語」のエンディング・テーマでなかったとしても、単体で成立するほどの世界観を、ちゃんと持っている。
それでいて、他のごり押しタイアップとは違い、しっかりとアニメとの相乗効果を出していたことも、高評価に繋がりました。

後ね、参加したスタジオ・ミュージシャンのみなさんが、本当にいい仕事をしてると思う。
間違いなく、アニソンの歴史においても、10本の指に入る名作。
っていうか、これは、もう、タイアップされたアニメですら、超越していると思う。
最後、タメを作りすぎて、間延びした印象を与えるという弱点があるし、これから、紅白歌合戦を見て、一応他のヒット曲も確認するけれども、それでも、アニソンに限らず今年発売された全てのJ-Popを含めても、この曲が2009年の1位だろう。
ちなみに、アニソンのリクエスト番組であるデジスタでは、ファン投票で「only my railgun」や7、「けいおん!」のキャラソンなどの強豪を抑え、見事に下半期の1位を獲得している(ちなみに、上半期の1位は「Don't say "lazy"」

それに、記録だって、ちゃんと出してる。
さすがに「けいおん!」には勝てなかったものの、オリコン週間最高5位、そして、なにより、発売以来2カ月以上にわたりトップ20位以内に入り、年間で72位に入ったということに注目したい。
これは、紅白に出場決定した7の「深愛」や「夢幻」よりも高い順位だ。
「けいおん!」とこの曲が何故別格なのかというと、やはり、瞬間最高風速だけではなく、長きに渡って上位に食い込んだことで、その人気がアニヲタだけによる一過性のブームではなく、幅広い層に受け入れられたということを証明したからだ。

そして、もう一つ、アニソンだけではなく、日本の音楽史にも残る活躍だったからだ。
というのも、彼らは、実は、元々ネットニコニコ動画上で人気が出たのがきっかけで、大手レコード会社と契約し、大ヒットを記録した最初の例だからだ(他に誰かいたっけ?)
"初音ミク"には興味がないので、詳しくは語れないのだが、既存のルートとは違う新しいデビューと成功のルートを開拓したという意味では、日本に音楽史に残る記念的な作品になったのではないだろうか?

元々は、音声合成ソフトで作っていた曲に、これまたネット上で知り合ったヴォーカルが歌をのせ、そしてメジャー・レーベルと契約し、打ち込みだったサウンドに、プロのミュージシャンたちが集まって命を吹き込むことで生まれた奇跡のコラボレーションがこの曲だ。
もはや、アニソンの分野を超えて、日本の音楽業界そのものに、新たな音楽シーンのきっかけを予感させる功績を残したこの曲は、アニソン大賞だけではなく、本来であれば、本家のレコード大賞とかでも評価されるべきだと思う。
でも、とりあえずは、誰がなんと言おうと、"LE ROI TRISTE presents 「アニソン大賞 2009」"だけは、勝手に贈呈させていただきます。
本当に、お見事でした。

posted by LE ROI TRISTE at 11:38| シアトル ☀| 邪道式音楽評論 [Music Reviews] | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする