2007年10月12日

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」



とりあえず、今作で初めてエヴァに触れる方にこれだけは言っておきます。

 必 ず T V シ リ ー ズ を 先 に 見 て く だ さ い 。

今回、完全に1からリメイクした新作と聞いていたのですが、はっきり言って初めてエヴァを観る人にはかなり不親切な作りになってます。
実質、前半はほぼTVシリーズのダイジェストなので、端折られてるように感じる箇所が多いです。
TVシリーズを見てないと登場人物の行動心理をまったく補完できないんじゃないかなぁ?
実際に、一緒に観に行ったエヴァ未見の中学時代の後輩は話についていけてなかったので。
是非とも前作全て、もしくは全26話を見る暇がなければ、1から6話までだけでも見てからのほうがいいですよ。
この条件さえ満たしていただければ今回のリメイク4部作の第1弾はオススメです。

 あ の ヤ シ マ 作 戦 の リ メ イ ク 見 る だ け で も 1 8 0 0 円 払 う 価 値 が あ る 。

っていうか、ラミエルタソ燃えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!
いやぁ、もう是非とも大画面大音量の映画館で見ていただきたい。

尚、続編の予告編が流れますので、ウタダは最後まで聴きましょう。
いやぁ、正直ね、まったく期待してなかったのよ。
どうせまた途中で投げ出すんだろうって(w。
で、実際問題前半はグダグダだったしね。
このシーンをカットしたら話繋がらないだろう、そこでここに繋げたら意味がわからないだろうってな流れ連発で、こりゃあただ単にTV版を編集しただけみたいな代物かな?って思ったしね。
特に最初のシンジ君が初めて初号機に乗るまでの流れがあっさりし過ぎ。
アレはねぇ、TVアニメ史上に残る衝撃的な導入部だったんだから、今作でも徹底的に煽ってくれないと。
ハルヒで例えるなら「ただの人間には興味ありません。」の部分よ(w。
ここで視聴者捕まえるか捕まえないかの分岐点になるメチャメチャ重要な部分よ。
ついでに言うと、サキエル戦は一気にやってほしくなかった。
TV版と同じことやったってつまらないからってことなのかもしれないけど、だからって改悪してどうする?
あの、一旦シンジ君を見知らぬ天井で目覚めさせて、1クッション置いてから初号機暴走を描くという斬新な構成がよかったのに。
初号機の緑の部分が暗闇の中で蛍光色に浮かび上がるのはよかったけど(w。
後、シンジ君の家出からトウジ達との仲直りまでもっとちゃんと描かないとダメでしょ?
いくらなんでもあれはカットしすぎっていうレベルじゃねーぞ。
リメイクとはいえ、実質ただのダイジェスト以外の何モノでもなかったじゃねーか。
戦闘シーンとかは確かにパワー・アップしてるんだけど、全体を見てみるとTV版に比べて小細工が増しただけ。
あそこまでドラマ部分カットしなくてもよかったと思う。
予算とか上映時間とかの大人の事情を考慮しても、もうちょっと尺使うべきだった。
いや、すでにTV版見たことある人はいいよ。
でもドラマ部分カットしすぎで初見の人には何が起こっているのか、何でこういう行動を取るに至ったのかが凄いわかりにくいと思う。

でも、前半手抜いたのも後半のヤシマ作戦のリメイクに全力を注いだからって言うのなら、ちょっと理解できるぞ(w。
ヤシマ作戦は基本的にはTV版と同じ流れではあったが、たしかに1から作り直した感じがした。
もはやあれはLE ROI TRISTE好みのやりすぎの美学。
もうね、何が凄いってラミエルタソ変形ですよ(w。
TV版じゃ形状はずっと固定だったからね。
それが攻撃や防御はもちろん感情に合わして変形して襲い掛かってくる。
もうメチャメチャ燃えますよ、あれは(w。
そしてそれに対抗するNERVのヤシマ作戦とその描写。
いまだかつてアニメであれほどまでに気合のはいった戦闘シーンってナウシカとかラピュタ以来だよ。
っていうか、あのへんを超えてる。
この前、「トランスフォーマー」を観て、もはや日本のロボットアニメは終わったと言ったが、前言撤回しよう。
 今 回 の ヤ シ マ 作 戦 は 実 写 を 超 越 し た 代 物 で あ っ た 。ぶっちゃけハリウッド超大作である「トランスフォーマー」の戦闘シーンよりおもしろかった。
やっぱり他のアニメとは別格だね、エヴァは。
コード・ギアスだかアイドル・マスターだかなんだか知らないけどさ、エヴァの後の10年で他にも色々出てきたみたいだけど、ほとんどTV版のまんまのサキエル戦とかシャムシエル戦にすら現代のロボット・アニメは演出面において負けていると思う。
もはや宮崎アニメや押井守作品とかと同じで、他のアニメと比べてはいけない代物なんだよね。

10年前と言うと、今回ほとんど中の人の声が変わってなかったのも驚いた。
いや、微妙に変わってる人はいっぱいいたけどね。
微妙に変わらざるを得なかった関智一のトウジをはじめ、ゲンドウさん、冬月さんは微妙に感じが変わったような気がするし、ケンスケはちょっと声が老けたような気がするし、委員長は久々過ぎて同じ声だったかどうかかすらもわからない(w。
リツコさんはほとんど変わってなかったと思う。
レイはなんか微妙にかわいくなったような気が(w。
でもそれでもみんな誤差の範囲内だった。
一番心配だったミサトさんも確かにちょっと老けていたけども、最後には全員戸惑わなくなったレベルだった。
特にシンジ君はほとんど変わってなかったと思う。
いやぁ、映画館に大音量で響き渡るシンジ君の絶叫が実にマニアックな響きだ(w。
ただ、主役の緒方さんは気合入ってたと思うけど、なんか他の皆さんはもう2回目のせいか、TV版に比べるとあっさり流してたような希ガス。

音楽も微妙にパワー・アップしてましたね。
エヴァだと他の作品に比べてマニアックにやれそうな気がするので、鷺巣さんもやってて楽しいんじゃないかな(w?
後ね、意外にウタダのEDハマってたね。
多分、オープニングに「残酷な天使のテーゼ」みたいな典型的なアニソン持ってこなかったからかな?
意外にすんなりあの流れで入っていけた。
そりゃリアルタイムでブームの真っ只中にいたエヴァ世代としては、映画館で「残酷な天使のテーゼ」を大音量で流していただけたら、燃えに燃えまくるのではありますが(笑)、今回のウタダみたいのもアレはアレであり。
どうでもいいけど、スタッフロール見てたら、作画監督のトコにキャラデザの貞元に更に松原さんがいるのを見て、「うわぁ、気合はいってるぅ。」とか思わずつぶやいてしまった(w。

後ね、音響的なネタを言うと、映画館っていうかサラウンドで見ると何がいいって、NERV本部で作戦行動中のオペレータたちの声が左右前後から聞こえるから、大画面で見てるとまるで実際にNERV本部で総員第一種戦闘配置についてるかのような臨場感が味わえるんだよね(w。

ちなみに、今回は渋谷で観てまいりました。
なんで渋谷で観たかというと、お互いに電車1本で行ける場所だったこと、そして観に行った数日前にほっちゃんますみんがここでデート(笑)していたから(w。
ちょうど横浜までLast Aice5観に行ってからまだそんなに日がたっていなかったこともあり、どうせなら二人が訪れた場所で見てみたかったんだよね。
確か渋谷で公開していた映画館はここしかなかったはずだから、多分同じ映画館だと思う(w。
もっとも、二部屋でやってたみたいだから、同じ部屋かまではわからないけど。
でも、「ここに二人で並んでチケット買ったのかなぁ?」とか「このエレベーターで二人で8階まで上ったのかなぁ?」とか思いながら館内を歩いてみると、ちょっとだけ聖地巡礼とかするアニヲタの気持ちがわかったような希ガス(w。

どうでもいいけど、映画観る前に売店でラムネ買ったんですよ。
そしたらさ、冷えてねーでやんの。
常温のラムネに氷いれたカップ渡されて自分で注げっていうセルフサービス(w。
まだまだ残暑の厳しい季節だったんだから、ラムネってのはキンキンに冷やして渡すってのがサービスってもんじゃないのか!?
こっちはアメリカ在住でほぼ5年ぶりに日本に来たのに、思わずピンポンのペコ風に(思い出のラムネへの期待が)100円分こぼれちまったじゃねーか、このヤロー!」とか、抗議の「I can fly!」でも吹き抜けのエスカレーターからかましてやろうかと思ったよ(w。

いやぁ、10年前でこの世界観、この演出、そして今回更にパワーアップした迫力。
この10年間数々の作品に影響を及ぼし、そしてどのアニメでも超えられなかった壁であったことを再認識。
改めてエヴァの偉大さを痛感したね。
少なくとも今年見た映画の中じゃこれが今のところ1位。
いやぁ、あのヤシマ作戦はほんと燃えたわぁ。
すっかりラムネの一件なんか頭から消し飛んだよ(w。

posted by LE ROI TRISTE at 10:16| シアトル 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | 邪道式映画評論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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