2010年08月19日

「傷物語」


傷物語 (講談社BOX)

傷物語 (講談社BOX)

  • 作者: 西尾 維新
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2008/05/08
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



羽川翼蕩れぇえええええええええええええええええええええええええ!


というわけで(どういうわけだ?)、最近、漫画とビジネスの参考書以外の本を読んでなかったので、久々に小説を読んでみた。
まぁ、小説とは言っても、ラノベなんだが(w。
最近、テレビ・アニメのBlu-Ray史上最高の売り上げを記録した「化物語」という作品があって、話題になっていたので全部観たんだけど、ついでに原作のシリーズ全ても読んでみたというわけ。

ちなみに、"蕩(と)れ"とは、劇中でヒロインの一人である戦場ヶ原ひたぎが言った「見蕩れるの蕩れるってすごい言葉よね。草冠に湯って書くの。 草冠に明るいの、萌えの更に一段階上を行く、次世代を担うセンシティブな言葉として、期待が集まっているわ。メイド蕩れー、とか、猫耳蕩れー、とか、そんなこと言っちゃったりして。」というセリフからきてます・・・って、ほんとに流行んのか、これ(w?

てなわけで、売れてるからという理由だけで、試しに見てみたというわけだ。
で、結論から言うと、良くも悪くも"バカ物語"だわ、これ(w。
観ながら、新房昭之による独特の演出や、神前暁による音楽、見事な配役、ここ数年のアニソンでも5本の指に入るぐらいの名曲なEDなど、色々と売れてる要因を分析してみたけど、最大の要因はそれらの要素によって完璧なまでに完成された世界観と、その世界で映える個性的なキャラの皆さんだ(主に女性キャラ)
どういうことかというと、これ、作品の半分以上は、主人公とヒロインたちのおバカな会話っていうか、夫婦漫才で占められてるんですwwwww。
いや、まぁ、正確には、そこまで個性的なキャラじゃないかもしれないが、明らかに言動が独特ってとこか。
だが、しかし、主人公である我らがありゃりゃ木さんの変態紳士っぷりは尊敬せずにはいられないほどロリかっけーぜ!
要するに、ハーレム・アニメっていうか、ただのキャラ蕩れアニメです(w。

ハルヒが、一応、萌えアニメの皮をかぶった学園SFだとしたら、こいつは、ホラーやファンタジーの皮を被った学園ラブコメ。
まぁ、一応、本筋はホラーやファンタジー系なんだけど、奇抜なキャラ設定や台詞回しで小難しくなっているだけで、話は別にたいしたことはしてない
しかも、夫婦漫才の時間が長すぎて、話数をかけてる割には、そんなに話は進んでないという(w。
で、その台詞の量が半端じゃない。
大分カットはしてるんだけど、ハルヒにおけるキョンのモノローグが、アニメと原作では大体1.5:1ぐらいだったのに対し、イヒでは3:1ぐらい差がある。
で、それだけ台詞があっても、ほとんどがハルヒとは違って、本筋には関係ない夫婦漫才というオチwww。
タイトルからして、硬派なホラーやファンタジーなのかと勝手に勘違いしていた時間を返してほしいわ。
いや、まぁ、おもろいからいいけど(w。

元々、この原作者が書いたデスノの小説版が気に食わなかったから、話題になっているのは知っていたのに、スルーしてたっていうのもあったしね。
でも、ある意味、役者の魅力を引き出すには最適な作品かもしれん。
で、その個性的なヒロインたちを、人気の女の子たちで、きっちりとハマり役な配役をしてるんだから、声ヲタホイホイアニメとしての側面もある(もう、普段他の作品じゃ聞けないような台詞ばっかりだもんね)
・・・ああ、そうさ、そのおかげもあって、見事に最後まで見ざるを得なかった奴がここにいるさ、大好きなほっちゃんチワが出演してたからな(w。

でも、ユニークかつファンには親切な販売戦略をとっているんだよね。
ちゃんとキリがいいところで、1枚のDVDにわけて販売しているし(普通、話の流れに関係なく2話づつとか3話づつしか入れないで販売するアニメも多い。ヘタすると1話しか入ってないのに、他の巻と同じ値段なんてことも)
おもしろいのは、コメンタリーを登場するキャラたちが担当していること。
普通、コメンタリーってのは、スタッフやキャストが、あーだこーだ裏話を語るものだが、だいたい、無駄な世間話で終わっちゃうこともあるんだけど、この作品では、原作者が自ら脚本を書き下ろし、キャストのみなさんが、それぞれのキャラを演じながら、本編に対して語るという面白い試みをしています。
まぁ、それでも、キャラとして突っ込みいれたり、雑談してるだけなんだけどねwww。

で、新房アニメの特徴として、話によって、OPやEDの歌を使い分けるっていうのがあるんだけど、それぞれのヒロインのエピソードで使われた歌が、エピソードごとのDVDの初回特典版についてくるんだよね。
たまに、サントラをDVDの特典につけるケースはあるけど、キャラソンを特典につけるっていうのは珍しい。
で、このキャラソンも、アイマスあたりでも使えそうなぐらい神前さんがイイ仕事をしています。
そのCDには、あとがたりというものが収録されていて、そっちは普通にキャストの皆さんが作品について語っています。
と、まぁ、こんな感じで、もう1度楽しめる工夫が色々とされてるんだよね。
演出、キャスト、音楽、そして仕様までお見事とくれば、そりゃ確かに売れるわ。

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2010年07月09日

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」





EVANGELION:2.22 YOU CAN (NOT) ADVANCE.


もうね、正直、震えたわ。
余計なうんちくなんか言わない。
ただ、一言で感想を言わせてくれ。

」の2.5倍ぐらい凄ぇええええええええええええええええええええ!


いやぁ、基本的に、1度観たら大体の映画はそれで満足しちゃう性格なんだけど、もう1度(出来れば映画館で)観たいと思わせてくれたのは、ここ数年だと「ダークナイト」以来だわ。
なんなら、タキシードで正装しながら観てもいいぐらいだ、やらないけど(w。

劇場での興行収入はもちろん、発売初日にDVDが12.4万枚、Blu-rayが19.5万枚を売上げ、最終的には、あのマイコーの「THIS IS IT」の累計売上枚数を、わずか1週間のみで35.1万枚を売り上げることで超え、史上1位の記録を作ったのにも納得の出来。
まさに歴史的な作品である。
たしかに、ジブリのブランドはまだ健在だし、パヤヲや押井が事実上の隠居状態とはいえ、今敏(「PERFECT BLUE」、「パプリカ」)、原恵一(「クレヨンしんちゃん オトナ帝国の逆襲」、「河童のクゥと夏休み」)、細田守(「時をかける少女」、「サマーウォーズ」)という新たな才能が見事に後を継いでいる。
だが、そんな彼らはもちろん、当のパヤヲですら、全盛期のナウシカラピュタ級の大作は作れていないのが現状だ。
そんな中、唯一、ラピュタ並のスケールに対抗できる大作がこの新劇場版エヴァなのだ。
まぁ、そもそもナウシカで巨人兵のアニメーションを担当していた人が総監督をしてるんだから、そういう意味ではパヤオの弟子とも言えるのだが(w。

たしかに、原作のテレビ・シリーズとその完結編である旧劇場版を観て、あらかじめ"お約束"のようなもをわかっておかないと、さっぱり話についていけないという致命的な弱点があるこの新劇場版シリーズなのだが、それでも、特にこの「破」は"よくわかんねーけど、なんか凄ぇ!"と言わせてくれるだけの濃密さであったことは保証しよう。
たとえ、旧作を知っていても、旧作と同じ流れを継承しながらも、まったく違う方向に展開する今作を見て、まさに「破」だな、と思い知らされる。
特に、あのラストは、劇場で売られているパンフレットが、ナイフを使わないと開けられないような封印をされていたらしいが、それも納得できるぐらい旧作を知っているファンには(ほど)燃えるシーンだろう。
だから、まだの方は、是非ともテレビ・シリーズと旧劇場版を観て、お約束だけでも覚えてから、新劇場版第1作目である「序」、そして今作「破」を観ていただきたい。
忙しかったら、せめて「序」だけでも観て、「破」を観てもらいたい。

これ、これだけ濃密なのに、事実上インディーズというか、大手配給会社とかを通さずに細々と、少ない映画館で公開してたんだってね。
それでも、国内興行ランキングで見事に2週連続の1位を取ってしまったのは伊達じゃない。
音楽だけでも、別々の場所で録音したフル・オーケストラ2回分を、それぞれ同時に鳴らすという贅沢な使い方をしてるぐらいだ(予告編で流れてるやつなんか、3回分を同時に鳴らしてる)

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2010年06月05日

"Food, Inc."


Food Inc (Ws Dub Sub Ac3 Dol) [DVD] [Import]

Food Inc (Ws Dub Sub Ac3 Dol) [DVD] [Import]

  • 出版社/メーカー: Magnolia
  • メディア: DVD



たまにはDocumentary Filmの話題でも。
気づいたら、ここ最近アニメ関連しかうpしてなかったからね(w。
いや、他の映画も観ちゃいるんだけど、なかなか書いてる暇やモチベーションがなくてね。
それに、レンタルとかしなくても観れるこっちの映画(映画館向け)だと、ここ最近は「ダークナイト」以外は見事なまでにハズレばっかりだったから、あんまり観に行くモチベーションが上がらないってのもある。

で、なんでこの映画かと言うと、大学の授業(社会学)で観せられたから(w。
さすがは「華氏911」上映後の映画館で、スタンディング・オベーションが起きる地域なだけはある。
受けていた社会学のクラスだけならまだしも、他の英語のクラスでもなぜか教材として使われていた(w。
というわけで、この映画、日本人にはほとんど馴染みがない映画だろう。
そりゃそうだ、アメリカ国内の食糧問題に焦点を当てた映画なのだから。
正確には食品業界の裏のお話と言い換えてもいいだろう。
ちなみにこの映画、観せてくれたのは黒人の先生(英語のほうはどうもイギリス出身の先生のようだ)だった。
ああ、なるほどねって思えるようになったら、ある意味あなたのアメリカ生活も一人前です(謎。
余談ではあるが、この地域では、高校の時に3年生全員に対し「シンドラーのリスト」の上映会をやっていました(w。

で、具体的にどのような事が描かれていたかと言うと、いかにアメリカの食品産業(特に肉と野菜とファスト・フード)が国民(特に低所得者層)の健康に害を及ぼし、莫大な利益を上げ、政治と癒着しているかを告発した内容です。
まぁ、一部はアメリカだけに限らず、日本や世界中でも共通の問題を抱えていると思う。
とりあえず、まさに資本主義万歳なアメリカの大手食品会社のポリシーはというと、ズバリ"いかに原材料よりも安い原価で売り出す為に、自然製品である食料を工業製品化するか"
大量に供給する為なら、遺伝子的に草しか食べてこなかった牛たちに、安価に大量生産可能なトウモロコシを与え続けることなんてのは序の口。
当然そのトウモロコシだって完全に自然なものか?というと・・・。
鶏も豚の扱いもほぼ同じ。
食用鶏なんぞ、昔の倍以上のスピードで成長させられている。
そうして丸々太らされ、自重を支えきれなくなり、寝たきり同然な肥満鶏や肥満牛や肥満豚を、密封された暗闇の工場で大量かつぎゅうぎゅう詰めで飼育し、流れ作業でどんどん食肉へと処理していく。
大手食品会社は工場だけでなく、契約農家とも高額な初期投資で契約するだけでなく、何かにつけて追加投資を契約と引換に要求し続けることで、なかば強制的に弱小農家を奴隷化していく。
さらには、自社の利益に影響が出ると考えれば、負けるとわかっている裁判でも、告発相手や商売敵となる個人を、一般人だけならまだしも、あのオプラ・ウィンフリー(うーん、日本人にはどう説明したらいいんだろ?アメリカの女版みのもんた??的ポジションの有名人)でさえ、破産もしくは金銭的損害を与える為だけに訴えていき、抑止力としていく食品会社なんてのもでてくる。
そして、彼らが工業製品化し、大量生産したトウモロコシや大豆は、家畜飼料だけでなく、ありとあらゆる加工食品や工業製品の"隠し味"にも使われていく。
こうして、原材料よりも安い"食品"(原価)で利益を上げるビジネスを作り上げ、自炊するよりも、ファスト・フードで買ったほうが安くなると言う普通なら考えられないサイクルが生まれていく。

文字だけで読んでいくと、なんだどこのビジネスでもよくある裏側じゃんとか思うかもしれないが、実際に飼育小屋の状況や食肉処理工場の映像を観せられると、その日は特に肉料理が食べたくなくなる(w。
ついでに言うと、格差社会の本場であるアメリカの低所得者にとっては深刻な問題で、彼らには自炊より安い"不自然食品"しかチョイスがない状況になっていく。
なにせ野菜1個の値段とハンバーガーの値段が一緒なのだから。
近年、アメリカでは肥満児と若年性糖尿病が増えていて、その割合は子供たちの1/3らしいが、そのうち半分はマイノリティ、つまり、十中八九低所得層だ。
ある食肉会社は、自由貿易協定の名の下に、アメリカから大量の"不自然"農作物をメキシコで流通させられ、廃業に陥った農民をリクルートし、食肉加工工場で働かせる。
だが、マトモな雇用形態をとっていないケースもあり、次々と不法移民として労働者達は見つかり次第摘発されていってしまう。
だが、これらがこの映画以外で大きなニュースになったことなんて聞いたことがなく、今でも会社はもちろん工場も存続していく。
そして、こう言ってはなんだが、一番おもしろかったのが、これら食品事業の安全性を保証するべき立場にあるFDA(アメリカ食品医薬品局)や政府の関連省庁の重要なポストに、これら大手食品会社の役員や顧問弁護士出身者が、それも歴代の政権の中で就いてきたということだ。
そりゃ、各国に比べて遺伝子組み換え食品の規制がゆるいのも納得ってなもんだ。

日本じゃ企業献金の禁止だのあーだこーだが議論されてるが、アメリカじゃ企業献金どころか、企業利権が堂々と政治をも動かしているのが特徴なのだ。
食品に限らず、大統領選挙で候補者が全米ライフル協会に出向いてお伺いをたてるのは有名な話だし、医療保険、軍需産業、石油産業、金融産業など、もはや噂レヴェルを通り越して様々な産業利権が政治と密接に絡み合っている。
官民癒着だと、日本ではよく天下りなどが話題になるが、アメリカのこの状態は"天上がり"とでも呼べば良いのだろうか?
まぁ、日本と違って上から目線で恐喝して、下界に降りてくるのではなく、下から上に上がって睨みを効かせてくるあたり、勇敢というか、努力家と言うか、開拓精神というか、卑屈さを感じさせないあたり、民族性の違いというか優位性というか、とにかく日本人よりはマシなのかもしれないが(皮肉)。
こうして富を築いた成功者達が、政治をも動かし、消費者をコントロールし、利権を確保することで、格差が広がっていくのだ。
まぁ、それでも才能次第によっては、あちら側に行ける可能性が0ではないだけ、格差固定とは言い難く、大化けした時のリターンの大きさは日本より大きい分マシという意見もあるかもしれないが。
もちろん、内政が民間の叩き上げ上がりの利権確保方式で進められているから、そのノウ・ハウが外交にも生かされ、前述のメキシコの状態にも繋がるわけだ。
無論、日本や他の国にとっても対岸の火事ではない
でも、だからアメリカは強い。
まぁ、その分、基本的に世界中で嫌われてるけど(w。
でも、このしたたかさの半分ぐらいでもいいから、日本の政治家にわけてほしかったりもする。
もっとも、アメリカじゃなくても、先進国(強者)だったらどこでも、発展途上国(弱者)相手に似たような商売はしてるとはずだけどね、たとえ国レヴェルではやらなくても、民間レヴェルでなら。

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posted by LE ROI TRISTE at 19:57| シアトル ☁| 邪道式映画評論 [Movie Reviews] | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月12日

Tiësto in Seattle @ WAMU Theater


In My Memory

In My Memory

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Nettwerk
  • 発売日: 2001/11/06
  • メディア: CD



Seattleにて開催されたTiëstoの"Kaleidoscope World Tour"に行ってきた。
一応、Tiëstoって誰?とか言ってるあなたの為に簡潔に説明しよう。
アテネ・オリンピックの開会式で、選手入場の時のDJを担当していた人と言えばわかるだろうか?
世界的に有名なDJ雑誌の読者投票で2002年から3年連続世界1に選ばれ、前述の通りDJとしては史上初めてオリンピックでプレイし、2007年に発表したアルバム"Elements of Life"は2008年のグラミー賞にノミネートされた男である。
まぁ、一言で言えば、ネ申いわゆるゴッドって奴ですよ(LE ROI TRISTEにとって)
クラヴに行った事ないあなたも、DJって何してる人?とか言ってるあなたも、とりあえずDJといったらこの人って言っておけば、その場は取り繕えそうなぐらい世界的に有名なDJの一人である。
まぁ、LE ROI TRISTEも家じゃ聴きまくってるくせして、普段はまったくクラヴに行かないんだけどね(w。
実は、"Elements of Life"を発表したときにもシアトルに来てくれたんだけど、その時は色々あって行けなかったので、今回初参戦してまいりました。
もっとも、最新のアルバムはあんま好きじゃないので、それのツアーっていうのが多少不安だったけど(w。

とりあえず、1月にはもうFacebookにて広告が表示されていたので、即購入!
ただ、チケット引渡しは現地にてというのが不安だったが。
だから、どうせ最初のほうは前座が皿廻しをしているとはいえ、なるべく早く到着して確実にチケットを確保しておきたかったのだが、一応、仕事があったので、会場であるWAMU Theaterに到着したのは10時半になってしまった。
まぁ、どうせ最初は前座だからと思ったんだけど、チケット引取りの行列に並んで、よく見たら、Tiëstoはもう10時からプレイしとるやん!
なんたる不覚だ。
というわけで、急いで突入したかったのだが、行列になっていてなかなか動かない。
今回、チケットは主に、ClubZone、Tiësto公式サイト、Ticketmasterで売り出していたみたいなのだが、どれも現地で引取りという方式だったらしく、1箇所で3つ分の販売元の作業を請け負っていて、結果的には行列が混乱する原因になっていたような気がする。
うーん、みんなが踊るクラヴという性質上、立ち見が基本なので、普通のチケット販売というわけにはいかないのかもしれないが、やっぱり、混乱を避けるためにも、チケットは事前に郵送してほしかった。

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posted by LE ROI TRISTE at 12:18| シアトル ☁| 邪道式音楽評論 [Music Reviews] | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年01月25日

Utada "In The Flesh" Tour 2010 @ Seattle


EXODUS

EXODUS

  • アーティスト: Utada,T.Moseley
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルミュージック
  • 発売日: 2004/09/08
  • メディア: CD



Utadaのシアトル公演に行ってきました。
いやぁ、今回、幸運にも知人からチケットを譲り受けることが出来まして、瞬殺完売したLIVEに行くことが出来たわけですよ。
本当は、去年の夏、"This Is The One"をリリースした時に、シアトルにもサイン会の為に来るはずだったのですが、本人の体調不良でキャンセルになってたんですよね。
だから、今回は、なんとしても行きたかった。
でも、凄い競争率だった。
LIVEハウスだったこともあり、とにかく速かった。
アメリカだからとか関係なく、発売後2週間(ヘタすると1週間)も持たずに完売。
まぁ、どんなに頑張っても数百枚しかないわけで。
だから、完売後は、eBayやダフ屋(?)などで、基本的に$30のチケットが、1枚$100以上になっていたほど。

というわけで、当日は、チケットの不備や混雑にも対応できるように、早めに会場に行きました。
ちなみに、チケットには7:00pmと書いてあったので、1時間以上前に到着。
ところが、さすが瞬殺完売チケット、すでにうじゃうじゃ並んでる(w。
LIVEハウスなので、全て自由席なわけですよ。
だから、みんな、いい席を確保するために早めに並ぶわけですが、それにしても凄い行列。
1時間以上前だと言うのに、会場前の歩道だけではなく、曲がり角を曲がった途中に最後尾がある状態
並んで待ってる間も、どんどん人が集まってくる。
で、道行く人も、好奇の目で見てくるわけですよ(w。
"これなんの行列なの?""Utadaだよ"、みたいなやりとりが見られましたね。
もちろん、チケットを求める人も絡んでくる始末。
まぁ、明らかに転売屋っぽいのもいたので、シカトさせていただきましたけど(w。
実際に、しばらくしたら、チケット売りますって看板を持ってるダフ屋(?)が歩き始めてたし。

7時前には、すでに1ブロックの一辺を通り越して、新たな曲がり角が出来ていた始末。
今回の会場であるSHOWBOX(去年、VAMPSや、数年前にB'zがLIVEをやった場所)によく来ると言う人が、こんな行列は初めてだって言ってましたね。
しかし、7時になった後も一向に列が動かない。
もっとも、チケットの販売サイトでは8時と書いてあったんだから当然だったんだけどね。
でも、持ってるチケットには7:00pmとしか書いてないから、イライラしっぱなし。
ただでさえ、最近暖かいとはいえ、1月のシアトル、それも海岸に近いSHOWBOX付近で、1時間以上も立ちっぱなしは寒い。
そうこうしてるうちに、ごついセキュリティの皆さんが登場。
何か叫んでるかと思えば、今回のコンサートは写真撮影一切禁止、手荷物検査もするので、カメラは必ず預けるように!従えない場合、入場を認めずってな内容。
いや、まぁ、写真撮影禁止なんて最初から予想してたから、そんなのどうでもいい、とっとと入れやがれ!って思ったんだけど、周りを観ると、けっこうカメラを持って来てた人は多かったみたい(w。

で、やっと、列が動き出したのは、7時半を過ぎた頃だったと思う。
と言っても、全員手荷物検査しながら入場させてるので、これまたちょっと進んではすぐ止まる始末。
そんなこんだで、ふとブロックを横断する路地裏を見てみて驚いた。
なんと、行列が二つ目の曲がり角だけでは飽き足らず、三つ目の曲がり角を作り出し、ダウンタウンの1ブロックの3辺を完全制覇していたのだ。
てか、何か?これって、もし全員手をつないだら、よく大きな木の周りでやるみたいに、地方とはいえアメリカの大都市のダウンタウンの1ブロックを、Utadaの行列だけで囲めちゃうのか(w!?
Utadaパネェ!
てか、おまいらどっから湧いてきた(w?
それ以前の問題で、本当に全員あの小さなLIVEハウスに入るの!?って、本気で心配になってきた(;・∀・)。
てか、多少前倒ししでても、早く入れろよ、明らかに他の歩行者の邪魔になりそうなぐらい混雑してるだろうが。
いくら平日(木曜日)の夜とはいえ、交通整理くらっても文句言えないぐらいの行列だったぞ(w。
ほんと、ステージ真下の立見席とか、どんだけの人口密度でパニックになるんだろ?と思い始めただけでなく、瞬殺即売で高騰してたチケット、何時間も寒空の下で立ち続けている行列(途中、連れに場所を取っておいてもらいながら、近くのお店にトレイを借りに行く人達もいた)、明らかにピリピリして撮影禁止を言い渡していたセキュリティ、チケットを求める看板を持っていた人、そして、チケットを売る看板を持っていた人たちの事を思い出し、胸ポケットにしまったチケットを、大事に、緊張しながら握りしめたよ(スラれたり、ひったくられたりしたら嫌だったから)
まぁ、空前のチケット騒動で揺れた98年のW杯フランス大会での日本VSアルゼンチン戦の当日、あのトゥールーズでの緊迫感に比べたら、大したことなかったけどね(w。
でも、あの同じ日本人同士でも、チケットの為なら殺し合いをしかねないような殺気立った雰囲気の中、ついに試合を観戦することができた身としては、ちょっとあの時の事を思い出しちゃったね。
まぁ、でも、日本人としては、LIVEハウスのような超近距離でUtadaのパフォーマンスが見れるってのは、ワールドカップ並のプラチナ・チケットだよね。
日本でだったらまずありえないもん。
どうでもいいけど、ゴスロリ風とメイド服風の彼女を連れた金髪青目のアメリカ人カップル2組4人がいたんだけど、ありゃなんだ(w?
まだ1月だからSakura-Conの時期じゃないし・・・。
彼らは普通に観客として来てたんだけど、こんなところでも、異文化交流のおもしろさが垣間見えますねwww。

やっと会場に突入出来たのは、8時を過ぎてからだった。
ってことは何か?1月のシアトルの寒空の下、それも海岸に近い路上で、2時間以上も待たされていたというわけだ。
てか、正直、ちょっと、もう足が(立ちっぱなしで)きつかったっす(w。
でも、1時間以上前に並んであの位置だったってことは、先頭グループはさらに数時間前から並んでいたことは間違いないわけで。
未確認情報だけど、早いグループは3時ぐらいから、もっと早いグループは1時ぐらいから並んでたなんて噂もある(w。
入場するときの手荷物検査は、ポケットの中のモノまで取り出して見せないといけなかった。
その上で、ボディ・タッチつきの厳重なもの(まぁ、お酒を出す店だし、最近だとテロ対策ってこともあるだろう)
でも、携帯電話までは、さすがに取り上げられなかった(もちろん、撮影機能は使わないでくれって、口すっぱくセキュリティから言われてたけど)

突入後は、脇目もふらずステージ真下に直行。
もちろん、すでに混んでる。
それでも、ステージからは5m強ぐらいの距離。
でも、今後の人口密度の恐ろしさを考え、あえて段差の上にあるバルコニーのようなスペースに移動(さらに奥にはバーがある)
距離的には15m以上に広がったけど、ステージ全体を見渡せる位置(それでも椅子は全て抑えられていた)
音楽番組の収録だと、最後尾ぐらいの距離だろうか。

だが、ここからもまだ長かった(w。
スペースを確保したのはいいが、前座としてDJのMike Rizzoが皿を回していて、何時まで経ってもUtadaが登場しない
さっきも言った通り、チケットの額面が間違っていたのか、8時から"開始"の予定(にしたって、8時から"開場"ってのはどうかと思うが)だったので、当然、客が入り切るまでは、LIVEを始めることができない。
でも、前座がいるなんて、よーく思い出せば書いてあったのかもしれないが、殆どの人が覚えているはずもなく、明らかに誰これ?なムードが漂っている。

これって明らかにマーケティングのミスだと思う。
クラブ系が大好きなLE ROI TRISTEは満喫してたけど、Utadaを聴いてるような客層は、普段、R&BやPopsを聴いてる層のはずだから、こういうクラブ系は専門外のはず。
実際問題、ほとんど誰も踊ってなかったwww。
けっして悪いDJじゃないと思うんだけどなぁ。
経歴を見ても、BillboardDance Club Play chartで1位を獲ったこともあるし。
ちなみに、並んでいた時と、突入した後にゲットしたポジションから観た感じだと、客層のほとんどはアジア系(7割ぐらい?)
割合としては、日本人3.5割、中華系4割、その他2.5割ぐらいかな?
並んでるときは、前後が日本人の集団で、突入してからは、全部周りは中華系だった。
もちろん、若い人が多かったけど、日本人なんかだと親子で来てる人もいたりして、わりと年配な方もいた。
そりゃ盛り上がるわけがない(w。
どう考えても、"Utadaまだかよ、早くしやがれ"みたいな雰囲気が漂ってて、Mike Rizzoが可哀想だった。
流してる曲は、実に無難な選曲で、楽しめたのに。
まぁ、Mike RizzoもMike Rizzoで、せめてUtadaの楽曲のRemixとかも織り交ぜてれば、もうちょっと盛り上がったんだろうけど(入場してる間に見逃しただけかもしれないけど)
そんな感じで、9時から、後30分で、後5分でUtadaが登場って煽ってて、その時だけは盛り上がってたけど、待たされてる間は、バーで飲ん出る人以外、みんな雑談しながら眺めてるだけだった。
っていうか、ぶっちゃけ、待ってる間にさらに足が痛くなってきた(w。

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